医院ブログ

2016.08.03

フッ素の効果

こんにちは、うりすクリニック院長の宇理須です。

本格的に夏が始まり、暑い日が続いてますね。

季節の感じ方は人それぞれだと思いますが、私の場合、当院に来てくれる子供達の肌の色が来院のたびにどんどん黒くなっていくのを見ると、

”夏だな〜、いいなぁ”と

同時に羨ましさもあり治療前に子供達に、”どこいってきたの?”とか”何してきたの?”など色々聞きまくってしまいます。

しつこい院長ですみません…

当院では子供の虫歯予防に力を入れております。

代表的なものとして『フッ素塗布』が挙げられます。

ではフッ素にはどのような予防効果があるのでしょうか?

フッ素のむし歯予防効果は3つの働きによるもとのいわれています。

1.再石灰化促進(歯から溶け出したカルシウムの再石灰化を促進

2.歯質強化(歯の表面を酸に溶けにくい性質に修復します)
3.細菌の酸産生抑制(虫歯菌の働きを弱めます)

そしてポイントはフッ素をできる限り口の中に留めておくことで予防効果を持続させることです。

今売られている歯磨き粉のほとんどにフッ素が含まれております。

注意点としましては、フッ素は洗い流されやすいので、最後のうがいは少量の水で一回程度にしておきましょう。

当院ではフッ素ジェルをお勧めしております。image1

これは泡立たないのでうがいをしなくてもよいという利点があります。

ですから年齢によって、うがいができる子は

”歯磨き粉でブラッシングした後フッ素ジェルを塗布”

うがいがまだできない子は

”フッ素ジェルでブラッシング”

というように指導しております。

またフッ素を塗る年齢とタイミングですが、歯が萌え始める1歳前後から家庭で毎日低濃度のフッ素(市販のもの)を使用して、定期的に歯医者さんで高濃度のフッ素を塗布すると良いと思います。

虫歯は唾液の量が少なくなる就寝中にできやすくなりますので夜寝る前に塗布してあげると良いですね。

ともあれ、フッ素塗布は予防方法の一つであってフッ素を塗布していれば必ずしも虫歯にならないわけではありません!

生活習慣なども大きく影響します。ですので歯医者さんに来てその子に合った予防方法をご指導させてください。

そして皆さん、夏休みの思い出を色々教えてくださいね!