医院ブログ

2025.04.03

2025年4月3日 百日咳の患者さんが増えています

百日咳の患者さんが増えています。

2週間以上続く長引く咳に加えて、突然の咳き込み、咳き込みによる嘔吐など、嘔気、嘔吐を伴うような頑固な咳嗽が遷延することが多いのですが、軽症例もおられます。

日本小児科学会は予防としてワクチンを推奨しています。

現行の定期接種は生後 2か月から5種混合(あるいは4種混合)が開始され、0 歳代に 3 回と 1 歳を超えて 1 回の追加接種の計 4 回接種です。

それ以降の追加接種は設定されていないため、抗体が減少してくる幼児期から学童期では 4 回の定期ワクチン接種を受けているにも関わらず感染者の報告がなされています。成人でも発症することがあります。

「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」は、任意接種のため自費となりますが、就学前に3 種混合ワクチンを、また現在 11~12 歳の定期接種となっている 2 種混合ワクチンの代わりに 3 種混合ワクチンの接種を推奨しています。関心がある方は、遠慮なくご相談下さい。