アレルギー科・小児科ブログ

令和7年5月29日に尾張旭市保育園職員を対象とした食物アレルギー研修会に講師として参加しました。2023年から毎年開催されています。園での食物アレルギー対応の注意点だけではなく、救急時のエピペン注射の実技トレーニングも行いました。聴講された皆さんから、園での食物アレルギー対応に生かすことができるとの受講後アンケートを頂...
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近年、成人の食物アレルギー患者の数が増加していますが、これらの患者さんを診療する医師が少ないことが大きな社会問題となっています。これを背景として、日本アレルギー学会のポータルサイトとリンクする形で食物アレルギー研究会のホームページに成人食物アレルギー患者さんを診療できる医師を掲載することになりました。当科でも食物アレル...
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日本でも食物アレルギーの患者数が増えています。当院でも増加傾向にあります。食物アレルギーの治療は、ひと昔前と比べると大きく変わっています。原因食品でも安全に食べられ量までは食べた方が良いと指導しています。完全除去よりも、安全量を食べていた方が早く治るという考えが一般的になったからです。 安全量は正確に決める必要がありま...
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令和7年4月10日 尾張旭市の旭丘小学校で食物アレルギー急性症状時の対応(エピペン講習など)研修の講師として参加しました。20人近い先生が集まられ熱心にロールプレイ研修などを受けられました。これで園・学校での出前研修は3回目です。これからもお声かけして頂ければ喜んでお引き受けします。
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百日咳の患者さんが増えています。 2週間以上続く長引く咳に加えて、突然の咳き込み、咳き込みによる嘔吐など、嘔気、嘔吐を伴うような頑固な咳嗽が遷延することが多いのですが、軽症例もおられます。 日本小児科学会は予防としてワクチンを推奨しています。 現行の定期接種は生後 2か月から5種混合(あるいは4種混合)が開始され、0...
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重症アトピー性皮膚炎の薬物療法は急速に進歩しています。アトピー性皮膚炎は寛解導入療法(ほぼ湿疹がない程度に落ち着かせる)と維持療法(プロアクティブ療法とも呼ばれ、多少の悪化は見るが、ほぼ寛解状態を維持する治療)に分けられます。いずれにも、ステロイド軟膏や非ステロイド軟膏(タクロリムス軟膏(プロトピック軟膏)」デルゴシチ...
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スギ花粉やヒノキ花粉の飛散がここ数日で急増しています。鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみや充血で受診される患者さんが増えています。坑ヒスタミン薬の内服、ステロイド薬の点鼻液、坑ヒスタミン薬やステロイド薬の点眼でコントロールを目指します。さらに、外出時のマスク、帰宅時の洗顔、洗濯物の室内干しなどのアレルゲン対策も大切で...
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