2月20日(月曜日)にアレルギー週間に合わせて食物アレルギーをテーマとした「アレルギーを考える」という企画特集が毎日新聞に掲載されました。事前に取材ありそれに基づいて記者の方が記事にしてくれました。食物アレルギー対応の基本は「正確な原因食品の診断に基づいた、必要最小限の除去」です。原因食品の除去食は安全確保のため必須ですが、患者さんやそのご家族の負担は、除去食品数が増えれば、大きくなります。除去食品の数を最小限とすること、原因食品でも安全量なら食べてもよいという考え方が広まりつつあります。ただし、十分な安全係数をかける必要があります。食物アレルギーに精通した医師のもとで行ってください。ただし、園・学校では安全が優先されます。原因食品は全て除去とする対応が適しています。
食べることを楽しんでください。
名誉院長 宇理須厚雄
2017.02.23